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2025-12-15

「勉強しても成績が上がらない」本当の原因は、勉強法じゃないかもしれない

合格戦略コラム

先に伝えておきたい。「頑張っているのに結果が出ない」のは、あなたのせいじゃない。

「毎日机に向かっているのに、模試の成績が変わらない」
「参考書も買った。計画も立てた。でも結果が出ない」

こう感じているあなたに、1つだけ知ってほしいことがある。

成績が上がらない原因は、勉強法の問題ではないかもしれない。

この記事でわかること:

  • 「勉強しても成績が上がらない」原因が勉強法ではないケースがある
  • 「わかっているのに動けない」のは脳の仕組みの問題であり、意志の弱さではない
  • 今日からできる3つの具体的な対策

目次

  1. 勉強しても成績が上がらない、よくある原因は本当に正しいか?
  2. 「やり方」がわかっても「動けない」のはなぜか
  3. 「わかっているのにできない」には脳科学的な理由がある
  4. 自分のタイプを知ることが最初の一歩
  5. タイプBの人が今日からできる3つのこと
  6. それでも変わらないなら

1. 勉強しても成績が上がらない、よくある原因は本当に正しいか?

ネットで「勉強しても成績が上がらない」と検索すると、こんな答えが並ぶ。

  • 基礎が固まっていない
  • 復習ができていない
  • アウトプットが足りない
  • 参考書のレベルが合っていない

どれも間違いではない。でも、こういうアドバイスを読んで「わかった、じゃあ復習しよう」と思って、実際にできた?

多くの人は、「わかっているけど、できない」のが本当の問題なんじゃないだろうか。

大学受験pispisでは年間300名以上の受験生を指導しているが、成績が伸び悩む生徒の約3割は、勉強法ではなく「動けない」ことが根本原因だった。正しいやり方を教えても、計画を作っても、実行できない。この層には、従来の「正しい勉強法」のアドバイスは刺さらない。

ここからが本題だ。

2. 「やり方」がわかっても「動けない」のはなぜか

ここが、ほとんどの勉強法の記事が触れていないポイント。

計画は立てた。やるべきことも見えている。でも机に向かえない。向かっても15分で集中が切れる。気づいたらスマホを触っている。

「あるある」と思っただろうか。ならば、知っておいてほしい。

これは「やる気がない」のではなく、「始め方」の問題であることが多い。

スタンフォード大学のBJフォッグ教授が提唱した「行動デザイン理論」によると、人が行動を起こすには3つの要素が同時に必要だとされている。

要素 意味 受験生の例
モチベーション やりたいという気持ち 「MARCH受かりたい」→ ある
能力・環境 実行できる状態 1週間分の計画を見て「全部やるのか…」→ ない
トリガー 行動のきっかけ スマホの通知が先に来る → 別の行動が発動

この3つのうち、1つでも欠けると人は動けない。

たとえば、「英語を勉強しなきゃ」と思っている(モチベーションはある)。でも、計画表を見た瞬間に量の多さで気が重くなる(環境が整っていない)。そしてスマホの通知が来る(別のトリガーが先に発動する)。

これは意志が弱いのではなく、3つの要素がかみ合っていないだけ。設計の問題だ。

3. 「わかっているのにできない」には脳科学的な理由がある

もう少し踏み込んで話す。

「計画があっても実行できない」人の脳では、「実行機能」と呼ばれる力がうまく働いていないことがある。

実行機能とは、前頭前野という脳の領域が担う「自分の行動をコントロールする力」のこと。具体的には、こんなことを司っている。

  • 取りかかる力(タスクの開始)
  • 集中を続ける力(注意の持続)
  • 衝動を抑える力(スマホを見たい気持ちを我慢する)
  • 切り替える力(英語から数学に移る)
  • 時間の感覚(「あと30分」を正確に感じる)

これらは「鍛えれば強くなる」というよりも、人によって得意不得意がある。集中が続かないのは、さぼっているのではなく、この力の個人差による部分が大きい。

ADHDの研究で有名なラッセル・バークレー博士は、こう指摘している。
「失敗するのは知識がないからではなく、必要な場面で知識を使えないからだ」

つまり、勉強法を知っていても成績が上がらない人は、「知らない」のではなく「使えていない」。これは本人の意志の問題ではなく、脳の使い方の問題だ。

pispisの代表であるこうじ先生自身も、高校中退から北海道大学に逆転合格した経験を持つ。ADHD当事者として「動けない」苦しみを知っているからこそ、行動の仕組みを重視した指導メソッドを築いた。

じゃあ、具体的にどうすればいいのか?

4. 自分のタイプを知ることが最初の一歩

ここまで読んで、「自分のことだ」と思った人もいるかもしれない。あるいは「うちの子のことだ」と思った保護者の方もいるかもしれない。

大事なのは、自分がどのタイプかを知ること。

タイプA タイプB
状態 やり方がわからない やり方はわかっているけど動けない
特徴 正しい勉強法と計画を教えてもらえれば、自分で実行できる 計画を立てても実行できない。始められない、続かない、気づいたら時間が過ぎている
解決策 勉強法を学ぶ 勉強法ではなく「動き方」を変える
対応する塾 多くの塾や参考書がこのタイプ向け ほとんどの塾が対応できていない

タイプBの人に「もっと頑張れ」「やる気を出せ」と言っても効果がない。そもそも問題のレイヤーが違うからだ。

もし自分がタイプBかもしれない、と感じたら。今すぐ誰かに相談してみるのも一つの手だ。pispisでは、あなたが「どちらのタイプか」を無料相談で一緒に見極めるところから始めている。

pispis生徒の合格体験

K.Mさん(偏差値50→信州大学繊維学部合格)

「計画を立てても実行できない」が最大の悩みだった。pispisで週1回のテストと進捗管理を受けることで、3ヶ月で基礎が固まり、成績が目に見えて上がり始めた。「やり方」を変えたのではなく、「動き方」を変えたことが一番大きかった。

5. タイプBの人が今日からできる3つのこと

まずは自分で試してみたい、という人のために。今日から使える具体的な方法を3つ紹介する。

(1) 「今日だけ」に集中する

1週間分の計画を見ると、脳に一気に情報が入りすぎて動けなくなる。これはワーキングメモリ(脳の一時メモ帳)の容量オーバーだ。

対策:今日やることだけを紙に書いて、それだけを見る。明日以降のことは見ない。

シンプルだけど、「全部やらなきゃ」というプレッシャーから解放されるだけで、驚くほど動きやすくなる。

(2) 「1問だけ」から始める

取りかかれないのは、脳が「勉強=長時間の苦痛」と予測しているから。この予測を裏切ればいい。

対策:「今日は1問だけ解く。それで終わりにしていい」と決める。

ジェームズ・クリアの「2分ルール」という考え方がある。新しい習慣を始めるときは、2分以内で終わるレベルまでハードルを下げる。始めてしまえば、多くの場合そのまま続けられる。「始める」という壁が一番高いのだ。

(3) 「いつ・どこで・何をする」を事前に決める

「やる気が出たら勉強しよう」は、永遠に来ない。やる気は行動の後に来るものだから。

対策:「夕飯を食べ終わったら、机に座って、問題集の〇ページを開く」と、具体的に決めておく。

心理学者ピーター・ゴルウィツァーの研究では、「もしXが起きたら、Yをする」と事前に決めておくだけで、目標達成率が大幅に上がることがわかっている。意志の力ではなく、事前の設計で行動を変える方法だ。

6. それでも変わらないなら

ここまで紹介した3つの方法は、自分でできるセルフケアのようなもの。これで変われる人もいるし、変わらない人もいる。

正直に言うと、タイプBの傾向が強い人が、独力で行動パターンを変えるのは難しいケースも多い。「自分で気づけない」こと自体が課題だからだ。

もし「何をやっても動けない」「もう2ヶ月以上この状態が続いている」なら、一人で抱え込まないでほしい。

勉強法の問題ではなく、「自分に合った動き方」を一緒に見つけてくれる人が必要な段階かもしれない。

大学受験pispisでは:

  • 一人ひとりの「なぜ動けないのか」を一緒に探る
  • 勉強法だけでなく「行動の仕組み」を設計するサポート
  • ICFコーチング認定者と、ST/OT/PTの専門知見を活用
  • 「動ける自分に変わる」ための個別プランを一緒につくる

「君だけの、合格戦略を。」

まずは無料で相談してみませんか。


監修:山本晃嗣(こうじ先生)|大学受験pispis代表
高校中退・偏差値35から北海道大学に逆転合格。3度の受験で早稲田・明治・同志社にも合格。ADHD当事者としての経験を活かし「動けない受験生」の指導に特化。ICFコーチング認定者在籍 / ST・PT監修。YouTube登録者24.9万人。年間300名以上の受験生を指導。
https://pispis.net/

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