2026-04-01
お子様が高校生になられて、「そろそろ塾に通わせるべきかな」「でも、まだ早いのでは」と、頭の中でぐるぐる考えていらっしゃる保護者さまも、多いのではないでしょうか。入学直後の春に迷う方も、夏休みに改めて検討される方も、いらっしゃいます。
こんにちは。大学受験pispis代表の山本晃嗣です。
私たちも、高1の保護者さまから毎年最も多くいただくのが、「うちも塾に入れるべきか」というご相談です。私自身、これまで数百件の面談で保護者さまのお話を伺ってきましたが、ご相談内容は、実は4つに集約されます。
この記事では、その4つの悩みを整理し、ご家庭で話し合うときのヒントをお伝えします。
この記事でわかること:
目次
面談でいちばん多くお聞きするご相談が、これです。
高校の授業は、中学と比べて学習量が大きく増えます。予習・復習が前提で進むため、学習習慣が整わないまま入学されたお子様は、一学期のうちに遅れを感じ始めることも少なくありません。
中学時代は「授業を受けていれば理解できた」お子様が、高校では「自分で準備しないとついていけない」という状況に変わります。ここが、最初の壁です。
私のところにも、「中学まではテスト前に詰め込めば何とかなっていたのに、高校に入った途端、詰め込みが効かなくなった」というお悩みがよく届きます。これは、お子様の能力の問題ではありません。高校の勉強が「自学自習前提」に変わるからです。
「部活と勉強の両立」は、保護者さまの約58%が悩んでいらっしゃるテーマです(2023年・塾選ジャーナル調査)。特に夏休み前後や定期テストの時期、部活が本格化するタイミングで「このままで大丈夫かな」と感じる方が増えます。
運動部にせよ文化部にせよ、高校の部活は中学より本格化します。帰宅が遅くなる、疲れて勉強に手がつかない──このパターンに早めに対応できるかどうかが、高1の一年間を左右します。
両立のコツをひとつお伝えすると、大切なのは「部活が終わってから勉強を始める」ではなく、「スキマ時間を使う習慣」を早めに作ることです。通学の電車、朝の20分、昼休みの10分──1日30〜60分のスキマを学習に回せれば、部活と勉強の両立は十分現実的になります。
また、通塾の負担を減らすことも現実的な選択肢です。オンライン型の塾であれば、移動時間ゼロで、部活終わりや土日の空き時間に合わせた学習計画が組めます。大学受験pispisもこのスタイルで運営しており、部活と両立を考える高1のご家庭からよくご相談をいただきます。
大学受験の本格的な勉強開始は、一般的に「高2の冬」と言われます。
ただ、多くの進学校の先生や先輩保護者が口を揃えて言うのは、「高1をどう過ごすかが、大学受験の結果を大きく左右する」ということです。
高3で挽回を目指すご家庭もありますが、その場合、大手予備校で年間100万円を超える費用がかかるケースも少なくありません。結果として、早い時期に少しずつ動いた方が、ご家庭の総負担が軽くなることもあります。
私自身、高校を中退したあと3浪の末に北海道大学に合格しました。3年分のブランクを取り戻すために、最初は高校受験レベルの参考書からやり直す必要があり、時間も学費も大きくかかりました。その経験から伝えたいのは、「動き出すタイミングが遅れるほど、取り返すためのコストは指数関数的に大きくなる」ということです。高1の今、お子様が自分から動こうとされているなら、それは一番コストの低いタイミングかもしれません。
塾選びについて、保護者さまが最重視するのは、実は「合格実績」ではありません。
東京個別指導学院が2016年に実施した調査(保護者320名対象)では、塾選びで「お子様の性格に合うか」を最重視する保護者が49%と最多で、「合格実績」を重視する方は28%でした。
同じ傾向は、より新しい調査でも確認されています。ネオマーケティングが2025年に中学受験の保護者150名に実施した調査では、塾選びで1位となったのは「子どもとの相性」43.9%で、「合格実績」17.3%を2.5倍以上上回っています(中学受験の保護者を対象とした調査ですが、塾選びの保護者心理として参考になります)。
つまり、保護者さまの多くは「お子様が続けられるかどうか」を、数字よりも直感的に重視されているということ。そして、この傾向は10年前から変わっていません。
私自身、医学部を目指して大手予備校のコースに入ったものの、自分に合わず2ヶ月で退塾した経験があります。だからこそ、お子様にとっての「相性」がどれだけ大事か、痛感しています。
大学受験pispisは、授業を一方的に受けさせる集団塾でも、講師が付きっきりで教える従来型の個別指導でもありません。お子様が「自分で学習を回せる力」を育てる、自学管理型の塾です。
私たちが目指しているのは、お子様が「自分の力で受験を乗り越える力」を身につけることです。その状態に到達すれば、私たちの役割は終わります。実際、高2の途中や高3前に「ここからは自分でやれます」と卒業されていくお子様もいらっしゃいます。
高1の今は、ご家庭で「将来のこと」を話し合う、とても良いきっかけのタイミングです。
答えを急がなくて大丈夫です。私自身、3浪の遠回りを経て今の仕事にたどり着きました。だからこそ言えるのは、早く動き出すことと同じくらい、ご家庭で納得して進むことが大事だということ。
まずはお子様と、そしてご夫婦で、一度テーブルを囲んでみてください。
2026年度から始まった高校無償化制度で、ご家庭の教育費負担は大きく変わっています。申請を忘れるとご家庭の実費負担になる落とし穴もあるため、まずはこちらの記事をあわせてご参考ください。
→ 2026年度「高校無償化」── 高1の保護者が知っておくべき5つのこと
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